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プロジェクト・ヘイル・メアリー

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知人にこの映画をぜひ観に行ってくださいと薦められました。
その方は原作SF小説のファンで、原作はとても長い物語らしいです。
映画はその長編小説を抜粋して描いてあって「ここだけはカットしてはいけないという大事なところが描けていないのが不満だけれど、いい映画」なのだそうです。原作者は、映画「オデッセイ」の原作「火星の人」を書いたアンディ・ウィアーだということに心魅かれました。
最近は体調が悪かったり、時間の余裕がなくて、アジア系映画に絞って観に行っていますが、実は宇宙映画が好きです。閉所恐怖症気味なので宇宙船の描写にも息が詰まりそうになるし、暗闇が永遠に拡がる宇宙に恐怖を感じるのだけれど、宇宙空間を疑似体験したいほど憧れの気持ちもあります。一種の怖いもの見たさです。^^;

この映画は、内容的に難解な部分もあるのですが、鑑賞後に得られたのは「E.T.」を観た時のようなほのぼの感でした。未知の恐怖はあっても、宇宙をこれほど希望あふれる世界として描いた映画もめずらしいのではないかと思いました。
主演のライアン・ゴズリングのどこか飄々とした余裕のある演技によって映画の魅力がさらに増した気がします。


ネタバレあり

【あらすじ】

中学校の科学教師をしているライランド・グレースは、元は分子生物学の研究者でした。授業で子供たちに、地球の温度が急激に下がっているのは太陽から金星まである赤外線の帯(ペトロヴァ・ライン)が太陽の光を弱め太陽が死にかけているせいだと話します。
世界中の科学者が調査した結果、その帯にアストロファージという微生物が生息していて、これが太陽のエネルギーを食べて繁殖していることがわかります。まるでウィルスのように太陽の周りの恒星が次々と感染し、このままだと地球は氷河期に突入し生物は絶滅すると予測されます。
ただ、唯一感染を免れているタウセチという星があり、地球から11.9光年離れているこの星まで誰かが行って、感染しない原因を究明する必要がありました。あまりにも遠いので、行っても戻ってこられないことから「ヘイル・メアリー(一か八か)計画」と呼ばれるプロジェクトが進められます。
人類を救うために宇宙飛行士を志願した者たちによる訓練が行われ、グレースも科学者として協力していたのですが、思わぬ事故が発生し、急遽グレースに行ってくれないかという話が持ち上がります。
グレースは車酔いがひどく、宇宙飛行士の訓練を受けたこともありません。無理だと逃げ回るのですが、麻酔薬で眠らされ、気がついたら飛行船の中で、記憶喪失状態。。。しかも、他の二人の乗組員たちはすでに死亡していました。
少しずつ自分の任務を思い出したけれど、広い宇宙の中にいるのは自分ただ一人。グレースは不安と闘いながら目的地への旅を続けます。すると突然目の前に巨大な建造物である宇宙船が現れ、しかも、そこには地球外生命体が!!



どこまでネタバレしてもOKなのかよくわからないのですが、この地球外生命体が今までの宇宙人のイメージを覆すほど見たこともない姿形なのです。ロッキーと呼ぶことにしたこの宇宙生物とグレースはコミュニケーションをとることができるのか、グレースは地球が破滅する未来を救うことができるのか・・・という物語です。



このロッキーは目がなく、音で物を認識します。動作再現能力は高く、自分からも音を発信し続けています。グレースはその音をコンピューターに解読させて、地球の言葉に変換させます。それにイメージに合った声をつけ、相互交流ができるようになるのです。
ここが一番気になりました。そもそも地球人と宇宙人はものに対する認識が違うはずです。例えば「オーケイ!」という言葉をロッキーにいくら教え込んでも、その言葉の概念がまったくない生物にその言葉の意味が理解できるとは思えませんでした。
宇宙は限りなく広いです。地球と似たような文明を持つ星があり、そこに住む生物も知能が高く、心や感情があれば、地球の言葉が持つ概念も短期間で習得できるのかな?

ロッキーの容姿・動きはかわいいし、地球人と同じような思考回路をすぐに習得し、コミュニケーション能力も高いです。この映画は、未知の生物ともこんなに意思疎通ができ、友達になれるという人類の願望を込めたファンタジーだと感じました。
「三体」を読んで、高度な文明を持ちながらも「心」や「交流」という概念のない宇宙人が襲ってくる恐ろしさに身震いしましたが、この映画は宇宙に対して夢を抱かせてくれます。

映画を薦めてくれた方が「描けていない」とおっしゃっていた小説の「ここだけはカットしてはいけない大事なところ」というのは何だったんでしょうか。
世の中には、難解な宇宙理論も簡単に理解できる優秀な方がたくさんいらっしゃいます。
多分、私が小説に挑戦しても難しすぎてよくわからないと思います。
それでも、映画館で物語を視覚で味わえば、画面いっぱいに広がる宇宙の美しさや深淵さに感動し、複雑な理論は後回しにしても「観に行ってよかった」と心からの満足を得ることができます。

奇しくも、月の裏側を見に行くアルテミス2号が打ち上げに成功したニュースが世間を騒がせています。
どこまで人類は宇宙の神秘に近づくことができるでしょうか。宇宙からのリアル映像が届くことを楽しみにしたいと思います。



by choyon | 2026-04-03 23:47 | ★外国映画・ドラマ | Comments(0)

推しは周杰倫、五月天の阿信。新たな推しは許光漢!(推しはたくさんいた方がいい。^^)すべてネタバレあり。独断と偏見に満ちた自己満ブログです。


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