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いい奴、悪い奴、変な奴(邦題 グッド・バッド・ウィアード)

いい奴、悪い奴、変な奴(邦題 グッド・バッド・ウィアード)_f0046308_2141508.jpg「反則王」「箪笥」「甘い人生」のキム・ジウン監督の超大作、韓国版西部劇「ノムノムノム」。

3月5日DVD発売だったのですが、海賊盤が大量に出回ってるみたいで、みなさんずいぶん早くから鑑賞されてたみたいです。(苦笑


これ、もし見るなら正規版DVDを買うべきですよ。
3枚組なんですが、1枚目は韓国劇場版、2枚目はInternational Version、3枚目は映画本編よりも長い、メイキング、削除シーン、監督・主演俳優インタビュー、カンヌでの模様、4種類のラストシーン・別バージョン、監督と主演3人の宴会などなど、なんという盛りだくさん!
こんなに充実したDVDは初めて見ました。これで2700円なんて絶対に安いと思います。
1枚目も2枚目も、Commentaryまでついてます。とても一週間では見終わりません。
さすが!お金かかってます!^^

「劇場版」と「International Version」の違いを見つけながら鑑賞すると楽しさは倍増。
日本での上映は果たしてどちらのバージョンになるんでしょうか。
どう違うかと言うと、「International Version」ではオム・ジウォンがカットです。
(そ、そんな~~。^^;)
ラストもまったく違います。
ま、そういうこともあんまりたいした意味を持たないというのがこの映画のすごいところで・・・。つまり、ストーリーは二の次。
ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソンの競演なんて、韓国映画ファンならウハウハものです。

だいたい韓国人が、西部劇を撮ろうと思うこと自体、なんという大胆な発想。
日帝時代の満州が舞台なんですが、朝鮮人強盗、賞金稼ぎのガンマン、満州馬賊、極悪馬賊、朝鮮族、日本軍、朝鮮独立軍、親日派悪徳商人、阿片商人、市場部族、あと何が出てきましたっけ?^^;
もうとにかく何が何やら・・・。(笑

それに加えて3枚目の削除シーンを見ると、一体この映画に、きちんとした撮影計画ってあったのか?と思うほど、正直、しっちゃかめっちゃかです。

でも、本編を見てつじつまが合ってなかった部分は、この削除シーンを見ると「なるほど」と思えるかもしれません。私は余計に意味がわからなくなりましたが・・・。^^;
オ・ダルスがどうなったかとか(あれ?韓国劇場版ではまた生き返ってる・・・^^;)、イ・チョンアの見事な包丁さばきとか、マンギル君、なぜか死んでなかったぜとか、悪党チャンイの部下は最後どうなったかとか、独立軍がさがしてた地図は違うものだったとか、ユン・テグがあの場所を探しあてるまでに死にかけてたとか、あの地図は竜巻に吹き飛ばされて最終的に誰の手に渡ったかとか、これ全部本編に盛り込んでたら、3時間あっても足りません。^^;

でも、楽しいな~。^^ 何回見ても楽しい!
美術や照明など、細部まですごく凝ってるのがわかるし、こういう映画は何度見ても飽きないです。

ガンちゃんはいつものガンちゃんなんだけど、ほんとおかしいです。走ってるだけなのに、なんてうまい俳優なんだろう・・・と感心します。その人物の生活の匂いまでが伝わってくるよう。人の良さ、単純さ、生きることに対する貪欲さ、富に対する執着心、そしてその裏にある残虐性まで、すべてがその存在の中に詰まってるんです。
こんな俳優、日本にいるだろうか・・・。 ほんとにスケールの大きな名優だと思います。

それから、チョン・ウソンのなんてかっこいいこと! 馬に乗りながら銃を構える姿なんか、本場のウエスタンも敵わないんじゃないかと思うほど。 思わず手を叩いちゃいますよ。
やっぱりスターというのは、日頃の精進がこういうときに花開くんですね。スタントなしだもんねー。たいしたもんだ。(実は、撮影途中の落馬で手首を骨折してたらしいです。それなのに、長い銃をくるりと回して撃つ芸当も見せてくれます。)カットシーンが多すぎて、本編を見ただけじゃ、どこが「いい奴」なのかよくわからないけど。^^;

イ・ビョンホンも悪役に徹していて、冷酷非情なアウトローをうまく演じてると思います。なんたってイ・ビョンホンだもん。絵になるという意味では韓国でもナンバー1のスターでしょう。
すごく残念だったのは、残虐性が前面に出すぎてて、かっこいい悪役とは言えなかったこと。悪役でも、描き方によってはヒーローになれると思うんですよね。イ・ビョンホンならそういう悪役になれたんじゃないかと思うと、惜しい感じがします。

無茶苦茶なストーリーも、結局は最後の「三角形決闘」に持っていくための伏線にしか過ぎません。
監督はこれが撮りたかったんだろうなと思います。
西部劇はあんまりくわしくないんですが、こういうスタイルの決闘って今までなかったパターンじゃないかな?
これをやるためには、大スターを三人集める必要があったんですね。
この三人なら、文句なしのトライアングルです。^^

どうもこの監督は、残忍さをリアルに描きすぎるんですね。生ぬるいのが嫌なんでしょうけど、ここまで残酷な映画にする必要があったのかなと疑問に思います。
せっかく西部劇を撮るなら、子どもが見てもヒーローたちのかっこいい姿が永遠に記憶に残るような、そんな映画だったら良かったのにな。それだけがすごく残念!

2枚目のCommentaryの3人+監督の爆笑コメントを聞きながら、この映画を撮ることで一番楽しんだのは俳優やスタッフたちだったんだろうなと感じました。大金をつぎ込んだ贅沢な遊びですね、これ。

by choyon | 2009-03-16 22:45 |  韓国映画(鑑賞順) | Comments(0)

推しは周杰倫、五月天の阿信。新たな推しは許光漢!(推しはたくさんいた方がいい。^^)すべてネタバレあり。独断と偏見に満ちた自己満ブログです。


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